エクアドル共和国(通称エクアドル)は、南アメリカ西部に位置する共和制国家です。
面積は25万6370㎦、日本より一回りほど小さい国となります。
今回は、エクアドルについての雑学を紹介していきます!!
エクアドルの由来、国旗の意味や由来などについて詳しくみていきましょう。
目次
エクアドルの国旗の意味や由来とは!?
エクアドルの国旗は、上から黄色・青・赤、そして中央には色彩豊かな国章が入ります。
エクアドルの国旗は、全国旗の中で最も色彩豊かな国旗なんだとか。
まずは使用される色についてみていきましょう。
一番上に使わている黄色は、エクアドルの豊かな鉱山資源、そして光り輝く太陽を表しています。
続いて真ん中の青色は、空と海、アマゾン川を表しています。
最後に一番下の赤ですが、エクアドルが独立国家となるために流れたたくさんの犠牲者たちの血を表しています。
黄色・青・赤、この3色でエクアドルを表現しているのです。
そして中央には国章が入ります。
エクアドルの国章はアンデス鳥であるコンドル、チンボラン山、太陽とアマゾン川が書き込まれています。
エクアドルの偉大さ、栄光、平和、共和国の尊厳を表現しているのです。
エクアドルの国名の由来は?!
エクアドルがなぜエクアドルという国名であるのか。
世界には赤道があります。
赤道とは、地球の中心を通る線のことで、自転する軸に垂直な平面が地表と交わる線のことを言います。
赤道が通っていると言われる国は世界に14ヵ国あります。
その14ヵ国のうちの一つが今回注目しているエクアドルです。
エクアドルの言語はスペイン語なのですが、スペイン語で赤道のことをエクアドルと呼ぶことから、エクアドルという名前の国が誕生したのです。
なんともシンプルな理由ですが、名前の由来となっています。
エクアドルってどんな国なの!?
エクアドルは大きく3つの地域に分かれています。
- 太平洋側に広がる「コスタ」
- アンデス山脈を含む高地「シエラ」
- アマゾン川上流にある「オリエンテ」
です。
エクアドルは自然豊かな土地であり、さまざまな食べ物やパナマハットを生産。
文明も発達している国となっています。
首都は「キト」でキトの旧市街は世界遺産に登録されています。
まるで「魔女の宅急便」の世界観。
そんなキトは年間平均気温が14度、永遠の春なんて言われ大変住みやすい国であることで知られています。
一方海岸地帯では気温が高く、標高の高い部分と海岸部で大きく異なることも。
そして、エクアドルといえば、「パナマハット」でしょう。
パナマソウの葉を細く裂いた紐で作られるパナマハットは、エクアドルの多くの地域で量産されており、また多くの国に輸入されています。
エクアドルの人口は!?
エクアドルの総人口は1,650万人となっています。
この人口の数は、世界190ヵ国中、第67位です。
(ちなみに日本の総人口は1,288億人、第10位)
平均寿命は76歳、25歳~64歳の割合が高いのが特徴です。
いくつかの民族に分かれていることで知られるエクアドル。
最も多くの人口を占めるのはメソティーノで、全体の67%を占めます。
続いて多いのはインディヘナで全体の22%となっています。
エクアドルの言語は!?
エクアドルの公用語はスペイン語となります。
エクアドルの国名の由来のところでも紹介しましたよね。
ですが、インディヘナによりケチュア語、シュアール語が話されることも。
日本との時差とは!?
エクアドルは日本からはとても遠い国です。
距離にして14,656㎞。
日本からエクアドルへ行く場合、直行便がなく経由となるため恐ろしく時間がかかってしまいます。
では、エクアドルと日本との時差についてみていくことにしましょう。
エクアドルと日本の時差はマイナス14時間となります。
これは日本の標準時よりも14時間遅いという意味です。
エクアドルの食文化とは?
エクアドルの食文化ですが、主食はお米や豆となります。
しかし、とっても辛いです。
唐辛子を使った味付けを好む性質があるため基本的に辛いんだとか。
またエクアドルはバナナが多く取れる国として知られています。
そのまま食べたり、おやつとして食べることはもちろん、魚と一緒にオーブンで焼いたりといったバナナ料理もよく食べられているんだそうです。
有名なのはバナナをカットしフライにしたトストーネスです。
日本でも作ることができるので、ぜひ作ってみてはいかがでしょう。
エクアドルの観光スポットは!?
エクアドルへ行ってみたい!という方のために、観光スポットを紹介します。
赤道博物館
赤道が通る国である赤道に来た際には、ぜひとも赤道の上に立ってもらいたい!
ちなみに、赤道博物館に書かれた赤道は本物ではないんだとか。
本物の赤道は赤道博物館から北に200mほどのところにある野外の博物館にあります。
本物の赤道の上に立ち、写真を撮る観光客は多いです。
アマゾン
自然豊かなアマゾンのあるエクアドル。
アマゾンツアーが観光客向けに用意されているのでぜひ。
オタバロ・マーケット
観光の楽しみと言えばお買い物ですよね。
南米最大のマーケットで、多くのお店が軒を連ねています。
散策するだけでも楽しいのでぜひ。
食事の露店もあるので食べ歩きを楽しむこともできますよ。
サン・フランシスコ教会・修道院
エクアドルの首都・キトはキリスト教布教の拠点となったことで知られています。
そのためアメリカ大陸の修道院と呼ばれているんです。
お金はかかりますが、教会の内部は必見。
この世のものとは思えないような美しい光景を目に焼き付けて下さい。
まとめ
エクアドルについて今回は注目していきました。
- エクアドルは赤道の通る国
- 公用語であるスペイン語で赤道のことをエクアドルと言う
- 黄青赤でエクアドルを表し中央には華やかな国章が
- 3つのエリアに分かれ、首都はトキ
- パナマハットを世界各国に輸入している
- 人口約1650万人で世界第67位
- 日本との時差はマイナス14時間
- 主食はお米と豆だが唐辛子で味付けと辛い味付けを好む
- 生産量の多いバナナをおやつ、料理して食べることが多い
- エクアドルならではの観光スポット多数
エクアドルがいかに魅力的な国であるのか分かりましたね!!
ですが一つ注意して欲しい点が。
実はエクアドルが近年観光客が増えていることから治安が悪化しており、スリの被害が多発しているんだとか。
エクアドルに限ったことではありませんが、自分の身は自分で守りましょう!