トイレのマークは、老若男女誰が見ても分かります。

またそれだけでなく、日本語を読むことができない外国人でもマークを見ればトイレであると分かります。

このように、誰が見ても一目でそのマークであることが分かるマークのことを、ユニバーサルデザインと言います。

今回は、ユニバーサルデザインの一つであるトイレのマークがどのようにして誕生したのか、その由来について紹介していきます。

また、同時にトイレの雑学について紹介していきますのでチェックして下さい。

トイレの男女のマークの由来とは!?

由来 トイレ マーク

私たちが日常生活でよく見かけるトイレの男女マーク。

男性のマークは青色でズボンを履いたマーク、そして女性のマークは赤色でスカートを履いたマークとなっています。

この男性、女性のマークは、古くから日本で擦り込まれてきた男性はこうあるべき、女性はこうあるべきという象徴のようなマークです。

今のトイレのマークが日本で広まり使われるようになったのは、1969年に開催された東京オリンピックであると言われています。

東京オリンピックをきっかけに日本は大きく変化したそうです。

ちなみにこのトイレのマーク、私たち日本人は色でパッと見分けていることが多いです。

トイレのマークの形はそのままに、色だけ変えて実験が行われました。

すると、多くの日本人が色で判断するため間違って違うトイレに入ってしまったんだとか。

一方で外国の方は色でなく形できちんと見分けているため、間違えは少なかったんだとか。

この実験結果から、日本人は男性は青、女性は赤と古くから擦り込まれてきたということが分かります。

外国では日本のように男性は男性らしく、女性は女性らしくということはあまり言われていません。

日本も近年ジェンダーレスの方が増えてきているので、トイレのマークの色について、物議が醸し出される日も近いかもしれません。

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「トイレ」の名前の由来とは!?    

英語のtoilet room(トイレットルーム)が語源となり、トイレとなりました。

しかし、実は英語圏であるアメリカではトイレのことをtoilet roomとは呼んでおらず、bath room(バスルーム)と呼んでいます。

実はトイレは英語のtoilet room(トイレットルーム)ではなく、フランス語のtoilet(化粧・身支度)からきているということが分かりました。

toiletは直訳すると小さな布。昔は化粧台の上に小さな布を敷きその上に化粧道具を並べて化粧をしていたんだとか。

トイレを表す「WC」ってどんな意味!?     

トイレはWCという表記で表されることがあります。

このWCとは、Water Closet(ウォータークロゼット)の略です。

汲み取り式トイレが一般的だった昔、ですが今は多くが水洗トイレとなっています。

水洗トイレなのでウォーターという単語がくるのは納得ですよね。

クローゼットというのは、個室という意味があります。

トイレはそれぞれの個室、プライベート空間となっています。

WCには、個室の水洗トイレという意味があることが分かりました。

トイレの事を「化粧室」と言う由来とは!? 

トイレは化粧室と呼ばれることもあります。

なぜ化粧室と呼ばれるのか。

先ほどtoiletの意味について紹介していきました。

英語のtoiletも、フランス語と同じように化粧部屋そのものを表す言葉として使用されるようになり、日本でも化粧室と呼ばれるようになりました。

しかし、トイレのことを化粧室と言うのは主に女性です。

商業施設のトイレを利用すると、女性のトイレにはトイレ、手洗い場の他に化粧を行う専用のスペースも用意されています。

まさに化粧室です。

しかし、男性のトイレには化粧室はなくトイレ、手洗い場のみです。

ちなみに、パウダールームという言葉を聞いたことがある人は多いはず。

パウダールームは女性専用の洗面所、女性専用の化粧室という意味があります。

トイレの中にパウダールームを用意しているトイレも近年増えてきています。

トイレのウォシュレットのビデの由来とは!?

日本のトイレの多くが水洗トイレであり、水洗トイレの多くにウォシュレットがついています。

このトイレのウォシュレットには、おしりとビデというボタンが付いています。

おしりは分かりますよね、おしりを洗う機能のことです。

では、ビデとはなんなのか。

ビデというのはフランス語で、直訳すると子馬と言う意味になります。

フランス・欧米では昔からトイレには女性のデリケートゾーンを洗浄するための器具がセットで用意されていました。

その専用の器具はまたがって使用するのですが、またがって使用する様子がまるで馬に乗っている姿に見えることからビデという名前が付けられたんだとか。

この由来から分かるように、現在のウォシュレットについているビデも、女性のデリケートゾーンを洗うための便利なものとなります。

ビデは具体的に女性の生理中、血を洗い流すという用途で使用されています。

男性はビデは使いませんので。(使っても問題ないですが)

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トイレに行く事を「お花摘み」と言うようになった意味は?   

由来 トイレ お花摘み

「ちょっとお花摘みに行ってきます」

このセリフ聞いたことはありますか?

お花摘み=トイレという意味になります。

なぜお花摘みに行くがトイレ行くということになるのか。

その理由ですが、女性が和式トイレでしゃがんで用を足す様子が、まるでお花を摘んでいる様子に見えるからという理由でした。

お花摘みってかわいいワードですよね。

そのため女性の間で使われるようになったのでしょう。

では男性はお花摘みみたいなワードはないのか。

…実はありました。

男性の場合、キジ撃ちと言うんだとか。

こちらも女性のお花摘み同様、用を足している姿から言われるようになりました。

「キジ撃ちに行ってくる」と言っている男性は見たことがないですが、言ってみるといいかも。

「トイレ行ってくる」よりかっこいいですよね。

まとめ

トイレのマークがいつできたのかについて紹介していきました。

  • トイレのマークの由来は古くからの日本の擦り込みによるものだった
  • 東京オリンピックがきっかけで広まった
  • トイレのマークは誰でもすぐに分かるユニバーサルデザイン

いかがでしたか?

トイレのマークの由来が分かりましたね。

トイレのマークもう何年も同じマークが使われていますが、いつか変わるときは来るのでしょうか?

トイレがなぜそのような名前で呼ばれるようになったのか、由来も紹介しましたので、ぜひ雑学として周りの人に披露してみては?

「知らなかった、すごい物知り!!」ときっと言われるはず!

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