今現在の元号は「平成」ですよね!?
でも、そう少しで平成も終わってしまいます。
平成の前位には、明治、大正、昭和の元号がありました。
次の元号は何になるのか、いつ決まるのか気になっている人も多いと思います。
日本の歴史や文化の中で元号は大きく関わっており、「明治維新」や「大化の改新」など名称に使われたり、「桃山文化」などの文化を表す言葉としても元号は使われてきました。
そんな慣れ親しんできた元号は一体どのようにして決められているのでしょうか?
それでは今回は、各元号の由来や新元号はいつ決まるのかについてご紹介します。
目次
元号の由来は中国!?どうやって出来たの?
元号は中国から周辺各地へ広まったと言われています。
紀元前15世紀頃に始まりましたが、近代以降は、王朝制の廃止などによって元号は日本固有のものとなっているそうです。
日本の元号のほとんどが中国の古典に由来しているそうなので、それぞれの元号の由来についてご紹介します。
明治の元号の由来は?
明治の期間は、「1868年10月23日~1912年7月29日」の45年間です。
122代明治天皇で、「聖人南面して天下を聴き、世の中は「明」るい方向に向かって始まる」という意味があるそうです。
大正の元号の由来は!?
大正の期間は「1912年7月30日~1926年12月24日」の15年間です。
123代大正天皇で、「(大)亨は以て(正)天の道なり」という言葉が大正の元になっており、天が民の言葉を快く受け入れるならば、政治が正しく行われるという意味を持っているそうです。
昭和の元号の由来は!?
昭和の期間は「1926年12月25日~1989年~1月7日」の64年間で世界の元号の中で最も長かった時代のようです。
124代昭和天皇で、「百姓(昭)明、協(和)万邦」という言葉が元になり、国民の平和と世界各国の共存繁栄を願うという意味があるそうです。
「平成」はどうやって決まったの!?
元号って一体だれが決めているんだろうと疑問に思ったことはありませんか?
日本には、元号法という戦後に制定された法律があるそうです。
そのため、新しい天皇が決まった時点で元号が変わるようになっているそうです。
そして、元号を決めているのは有識者や政府や議員の人たちのようです。
最終的に決定まで行くにはいろんな手順を踏まなくてはならないそうです。
まずは、漢文学や国文学関係者や有識者の人たちが様々な書籍を見ていくつか言語にふさわしい言葉を選ぶそうです。
有識者などから候補に挙げられた言葉の中から、官房長官が剪定し、閣議で話し合うそうです。
その後で、衆参両議院議長の意見などを聞き、さらに閣議にかけて決定されるそうです。
元号を決めるには6つの条件があると言われているのでご紹介します。
- 国民の理想にふさわしい意味を持つ言葉
- 漢字2文字
- 書きやすい
- 読みやすい
- 外国を含め過去に元号やおくり名として使われていない言葉
- 俗用されていない
などが条件となり、選ばれるそうです。
平成は、1898年1月8日から今現在まで使用されていますが、2019年4月30日に今上天皇が生前退位されるため、平成は終わり新元号になる予定です。
平成の前は昭和でしたが、昭和天皇が崩御されたあとに決められた元号です。
昭和天皇の病状が悪化したと聞かされた政府は、事前に「平成」「修文」「正化」の3つの候補をあげていたそうです。
この3つの候補の中から、有識者と衆参両院正副議長に提出したのち平成に決定したそうです。
平成に決められた理由としては、昭和をアルファベットで表すと「S」になります。
平成以外の2つの候補は同じく「S」になってしまうため、どれとも被らない平成に決まったそうです。
平成の由来は、「地平天成(地平かに天成る)」が元になっており、国の内外、天地ともに平和が達成されるという意味があるそうです。
新年号の決め方は!?
上記でも記載しましたが、現在元号法という法律があるため、有識者などがいくつかの候補を出し、それを内閣官房長に提出し、協議されます。
協議を整理した後で、内閣総理大臣に提出されます。
その後に、総理府総務長官や内閣官房長官、内閣法制局長官によって話し合われ新元号が決定するそうです。
いつ発表されるの!?
政府は皇太子殿下が新天皇に即位される2019年5月1日の改元に向けて4月1日以降に新元号が発表されるのではないかと言われています。
新元号はいつから始まるの!?
今上天皇の退位日が2019年4月30日と決まっているため、新元号は2019年5月1日からとなるようです。
まとめ
今回は、明治、大正、昭和、平成の元号の由来や元号の決め方についてご紹介しました。
元号は紀元前15世紀頃に中国から伝わったもののようです。
今では日本固有のものとなっています。
それぞれ元号には由来や意味があるようです。
元々「平成」「修文」「正化」の3つの候補があがっていましたが、条件に満たしているものは平成だったため、「平成」に決まったそうです。
新元号を決めるには、元号法という法律があるため、その法律に従って決められているそうです。
平成の次の新元号は4月1日以降に発表されるのではないかと言われています。
2019年4月30日をもって今上天皇が退位されるため、新元号は2019年5月1日からとなるそうです。
新しい元号は何になるのか気になっている人も多いと思います。
平成に慣れてしまってなんだか新しい元号になるのがちょっと寂しい気もしますね!?
新元号が元号法という法律によって決められていたとは初めて知りましたね!
いくつかの条件があり、その条件を満たしているものが新元号として決まるようです。
元号っていろんな場面で使用するので、書きやすく、読みやすく、言いやすい元号に決まってほしいものですね!