誰もが知っている桃太郎という日本昔話ですが、そこで出てくる動物って知っていますか!?

桃太郎はキジ、サル、イヌを従えて鬼ヶ島に行きます。

でも、猿と犬って犬猿の仲じゃないの!?と思った人も多いはずです!

猿と犬は昔から犬猿の仲と言われていますが、一概にすべてがそうという訳ではないようです。

中には仲良くしている犬と猿もいるようです。

でも、そうして「犬猿の仲」と言われるようになったのでしょうか?

それでは今回は、日本昔話「桃太郎」の由来や犬猿の仲の由来などについてご紹介します。

桃太郎の昔話の由来について!

由来 桃太郎 犬猿の仲

桃太郎という話に出てくる人物のモデルになった人がいるそうです。

紀元前3世紀頃に活躍していた第7代天皇・孝霊天皇の息子である、吉備津彦命がモデルとなったと言われています。

どうして桃太郎は桃から生まれたの!?

桃太郎の昔話では桃から生まれたという話になっていますが、実際には桃から産まれていなかったそうです。

本当はおじいさんとおばあさんが桃を食べて、毎晩仲良くして子供が生まれたという話ですが、子ども向けにアレンジして桃から生まれたということになっているそうです。

きびだんごの由来とは!?桃太郎が使ったのはなぜ?

きびだんごは昔から食べられており、「きび」を使って作られた団子のことをきびだんごと呼んでいるそうです。

最近ではもち米を使って作られているものもあるそうです。

きびだんごは岡山県の名産物にもなっており、そのきびだんごは岡山県の地名にも由来しているそうです。

昔、岡山県は吉備の国と呼ばれていたそうです。

その吉備の国と呼ばれていた時代に穀類の「きび」の生産が盛んに行われていたそうです。

そのため、団子がつくられるようになり、きびだんごと呼ばれるようになったそうです。

きびだんごと言えば桃太郎ですね!

鬼退治に行くためにお腹が空いた時にと持っていたのがきびだんごです。

きびだんごは鬼退治をするための元気の源になっている、イヌ、キジ、猿を家来にするために与えた食料でもあります。

勝つためには大切な食料だったようです。

今では縁起の良い食べ物として人気を集めており、今でも弁当包みのように包まれたパッケージで販売しているところもあるようです。

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ことわざ「犬猿の仲」の由来とは!?

犬猿の仲と聞くと犬と猿の仲が悪いと聞こえますが、そこまで仲が悪いという訳ではないようです。

犬猿の仲と言われるようになったのは、干支からきているそうです。

干支には子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類の動物がいます。

昔、神様のところに1月1日の朝に挨拶に来た12番目までの動物を順番に毎年リーダーを交代でやらせるという話だったそうです。

実際にその順番が今の干支になっています。

出発するときには、犬と猿は一緒に向かうほど仲が良かったそうです。

しかし、12番目までに入ろうとお互いが必至になるあまり、途中の丸木橋のところで我先にと競っているうちに一緒に橋から落ちてしまったそうです。

そのことがあり、神様のところに付いたのは猿が9番目、犬が11番目とかなり遅い順番になってしまったようです。

競い合っている間も神様のところについてからも喧嘩を続けていたそうです。

犬猿の仲は仲が悪いと捕らえられていますが、最初は仲が良かったけれど仲違いをして関係が悪化してしまったということのようですね!

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桃太郎はなぜ猿・鳥・犬を家来にしたの!?

由来 桃太郎 家来

どうして犬猿の仲と言われる犬と猿、鳥が家来になったのか気になりますね!?

干支の順番を見てみると分かるように申と戌の間に酉が挟まれるような順番になっています。

これは鳥が猿と犬の喧嘩の仲裁役をしていたため、このような順番になったと言われています。

桃太郎という昔話は、仲が悪い犬と猿と仲裁役である鳥を家来にして鬼をやっつけに行くという話だったそうです。

犬猿の仲と言われても、仲裁してくれる鳥がいて、リーダーの桃太郎が居て、さらに鬼を退治するという目的で進んでいれば、どんなに仲が悪くても大きなことを成し遂げられるというお話だったようです。

どうして、この猿と犬、鳥を家来にしたかというと、北東から鬼が来ると考えられていたので、干支でネズミを北に置いた時に北東の反対の南西で鬼を迎え撃つのが猿と犬、鳥だったからだそうです。

まとめ

今回は、犬猿の仲の由来やどうして桃太郎は犬と猿を仲間に入れたのかについてご紹介しました。

桃太郎は桃から生まれたという事になっていますが、本当のお話は桃からは産まれていなかったそうです。

子供用にアレンジして作られたお話のようです。

きびだんごは縁起のよい食べ物として岡山県の名産物となっているそうです。

犬と猿は元々は仲の良い動物だったそうです。

しかし、神様のところに挨拶に行く際に我が先にと競争した結果、橋から一緒に落ちてしまい、かなり順番が遅くなってしまったようです。

そのことから、ずっと喧嘩をするようになり犬猿の仲と言われるようになったそうです。

犬と猿の喧嘩の仲裁役となったのが、干支で見ると分かるように間に挟まれる形になっている鳥のようです。

多くの人が知っている桃太郎というお話ですが、桃太郎は桃から産まれていなかったときくと少しびっくりしますね!

犬猿の仲という言葉だけを聞くとただたんに犬と猿は仲が悪いと思ってしまいがちですが、意味を知ると元々は仲が良かったんだなと思いますね!

鳥が仲裁役となっていますが、仲裁してくれる動物がいなかったら犬と猿の仲はもっと悪くなっていたのかな~と考えてしまいますね!

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