子どもたちにとってお正月はとっても嬉しいもの。
その理由は、お年玉をもらうことができるから!
そこで今回は、お正月に渡すお年玉の由来や意味について紹介していきます。
知ってるようで知らないお年玉についての雑学を知っていきましょう!
また同時に、お年玉を渡すときのマナーについても紹介します。
大人であれば知っておくべき基本を今回は紹介していきます!!
目次
お年玉の意味とは!?
お年玉は、新しい年を迎えたことへのお祝いとして、子供へ金品を贈ることを言います。
お正月の風物詩としてすっかり定着していますよね。
現在のようにお年玉としてお金が渡されるようになったのは、昭和時代からなんだとか。
高度経済成長、いわゆるバブルのころとなります。
当時のお年玉は子供に渡すにはもったいないほどの高額で、お正月の短い期間で数十万のお金をゲットしたという子が当時は少なくなかったんだとか。
筆者も少しバブル期と被っているのですが、お正月のときにはまあまあな額のお年玉を当時はもらっていました。
そのため、お正月は大金をゲットすることができる日だったのです。
正月にお年玉を渡すようになった由来とは!?
お正月にお年玉を渡すようになった由来を紹介する前に、お正月の由来についてをまず紹介する必要があります。
お正月は、新年の神様である年神様を迎えるための日本の伝統行事となります。
歳神様を迎えるために、私たちは門松やしめ縄、そして鏡餅を飾ったりといった正月準備を行います。
歳神様は、新しい年の幸福・恵とともに、毎年私たちに魂を渡してくれています。
毎年年神様が私たちに魂をくれるため、私たちは毎年年を取るのです。
元旦になると数え歳といってみんな一斉に年を取りますが、それにはこのような意味があったということとなります。
お正月の由来が分かったところで、本題とまいりましょう。
現在のお年玉は現金ですが、当時はお餅が主流でした。
その理由は年神様を迎える準備として用意される鏡餅にあります。
鏡餅には、歳神様が宿ると言われていたのです。
神様が宿っている鏡餅を小分けして子供たちに配っていたのが、お年玉の由来であると言われています。
お年玉は、年神様を迎えるために準備された鏡餅を配ったことが始まりであるため、その名残から今でもお正月にお年玉を渡す風習が残っているのです。
お年玉袋をポチ袋と呼ぶ理由は?
お年玉を入れるために用意されるお年玉袋のことは、ポチ袋と呼ばれます。
ポチ袋にはシンプルなものからかわいいキャラクターがプリントされたものまでさまざまなものが販売されています。
なぜ、お年玉袋のことをポチ袋と呼ぶのでしょうか?
実はポチ袋の”ポチ”ですが、これは関西の方言であるんだとか。
関西では芸子さんや茶屋女などに祝儀を渡すときに「これっぽっちやけど…」と現金を渡しています。
この言葉が派生され、ポチ袋と呼ばれるようになったんだとか。
また、ポチには「これっぽっち」という意味以外に、「小さい点」「ほんの僅かな」という意味もあります。
このような理由から、お年玉袋のことはポチ袋と呼ばれているのです。
もともとは関西の方言であったポチという言葉ですが、今や関西だけでなく全国的にお年玉袋のことをポチ袋と呼んでいます。
お年玉の正しい渡し方やマナーとは?
最後に、お年玉の正しい渡し方などのマナーについて紹介していきます!
目上の人の子どもに現金は渡さない
お年玉は目上の人から目上の下へが基本です。
目上の人の子どもは目上の人とするため、現金をあげるのはNGとなります。
といってもお年玉はお正月の風物詩、なにもあげないというのはいかがなものかと…。
そこで、目上の人の子どもには現金ではなく図書券などをポチ袋へ入れて渡してあげるようにしましょう。
物をプレゼントでもいいですね。
できるだけきれいなお札で
お年玉はご祝儀としての意味があるため、きれいなお札を入れてあげましょう。
できれば新札がいいですが、できるだけで大丈夫です。
お年玉袋(ポチ袋)に入れて
お年玉はきちんとポチ袋に入れて渡すようにしましょう。
お年玉袋の表書きは「お年玉」、下の段には自分の名前を(誰があげたか分かるように)左上にはお年玉をあげる相手の名前を書くようにします。
もし突然のことでポチ袋を用意していなかった場合どうすればいいのか。
ポチ袋はコンビニ、スーパー、ドラックストア、さまざまなところで販売されています。
お正月前、お正月は比較的どこででも販売されています。
近くにお店があるのであれば、買いに行くことをおすすめします!
もし買いに行けないのであれば、ティッシュにお金を包んで渡してあげるようにしましょう。
お金を包まずそのまま渡すのはNGです。
お年玉のマナーで気になるのは、いくら包むのかではないでしょうか。
一般的なお年玉の相場ですが、
- 小学生 2,000円
- 中学生 3,000円
- 高校生 5,000円
とこのようになっています。
ですが、これはあくまで相場の話です。
少ない額をもらっている人も居れば、多い額をもらっている人も居ます。
お年玉は渡す人ともらう人の関係性によっても金額は変化するものです。
お年玉は何歳まで渡すのが一般的であるのか。
一般的には18歳、高校を卒業するまでとしているところが多いです。
しかしこれは各家庭により異なり、小学生までとしているところもありますし、大人になっても未だにお年玉をもらっているという人も少なくありません。
実は筆者、未だにおばあちゃんからお年玉をもらっています。
お年玉の金額や何歳まで渡すのかということは、各家庭により個人差があるということを頭に入れておいて下さい。
まとめ
お正月の風物詩であるお年玉の雑学について紹介していきました!!
- お年玉は新しい年を迎えたことをお祝いして子供へと金品を渡すこと
- 金品を渡すようになったのは高度経済成長期からである
- お年玉はもともと年神様が宿ると言われる鏡餅を配ったことから始まった
- ポチ袋は「これっぽっち」「小さい点」「ほんの僅かな」という意味
- できるだけきれいなお札でお年玉袋に入れて渡すようにしよう
- お年玉袋がなく用意できない場合はティッシュ等に包んで渡す
- お年玉の金額や何歳まで渡すかは個人差が大きい
いかがでしたか!?
お年玉は子供が楽しみにしていることの一つです。
もし子供にお年玉について尋ねられたら、今回紹介したこを教えてあげるようにして下さいね。