小さなお子さんから大人まで、老若男女問わず愛される日本人が大好きな料理、それは「カレー」です。
カレーといえば、多くの場合連想するのは「インド」ですよね。
普段は何気なくインドという国名を口にしてるのにも関わらず、その国名の由来についてはそこまで詳しく知りませんよね。
今回はカレーが生まれた国「インド」の国名の由来・さらには日本でも親しみ深い民族衣装について調べていきたいと思います!
目次
インドの国名の由来とは!?
普段は「インド」と言っていますが、実は『インドネシア共和国』が正式名称です。
大小約7000以上の島々からなる諸島国家で、そこへ2億2000万人が暮らしている世界第4位の人口大国です。
そんな国・インドの国名の由来は『水・大河』に由来しています。
サンスクリット語「shindhu」からその後ペルシャ語の「Hindu」を経由してギリシャ語の「Indos」になったと言います。
そこへ島々を意味する「nesos」、接尾辞の「ia」が組み合わさって“インドネシア”と呼ばれるようになったのだそうです。
国の名前ができるまでこれだけの言葉を経て作られたことが良く分かりますね。
インドの国旗の由来や意味とは!?
国の名前が分かったところで、ここからはインドの国旗の由来や意味を見ていきましょう。
国旗は元々英国からの独立戦争によって生まれたとされています。
インドの国旗は上から“オレンジ・白色・緑”の3色から成っていて、真ん中には法輪が書かれています。
オレンジ(サフラン色)はヒンズー教の色で、緑色はイスラム教の伝統色だと言われています、白色は独立戦争後、この2大宗教勢力の融合と和解の精神を意味し白色が使われたのだと言います。
色はその宗教の意味を表しているんですが、現在では具体的な宗教名ではなくオレンジ(サフラン色)は「勇気と献身」を白色は「生命と平和と真実」をそして緑色は「公正と信仰」を指しているとされています。
最後に真ん中に描かれている「法輪」、これは24本の輪でこれは1日にの時間24時間を表しているようで、綺麗な青色は空や海の青を意味しています。
旗の真ん中に描かれていると言うことは独立国家・インドを象徴することになります。
インドの民族衣装の名前の由来や歴史について
彩り豊かな色彩で作られた国旗の由来や意味が分かったところで、続いてはそんな国旗に負けないくらい彩り豊かなインドの民族衣装の名前や由来その歴史について調べていきましょう。
インドの75%の女性が着用しているインドの民族衣装と言えば「サリー」です。
サリーの歴史は古く、5000年以上も前から存在していると言われています。
またヒンドゥー教ではこのサリーを着用することが奨励されています。
では早速その名前の由来は歴史を詳しく調べて行きましょう。
インドの民族衣装サリーの名前の由来や歴史とは!?
日本でも大人気、インドの女性75%が着用する民族衣装の「サリー」、名前の由来・歴史に分けて調べていきます。
名前の由来
「サリー」の名前はサンスクリットの「シャーティー」に由来していて“細長い布”と言う意味があります。
そこからヒンドゥスターニー語の「サーリー」となり、南アジア域外の諸言語になったのだそうです、英語で表記すると「sari」や「saree」となりました。
インドに住んでいる人々は現在「インドサリー」と呼ぶそうです。
最近日本でもこのサリーがオシャレなドレスとして受け入れられ、友人の結婚披露宴やパーティドレスとして用いられています。
サリーの歴史
先ほどもその歴史は5000年以上前から存在していると書きました。
それはヒンドゥー教の聖典・ヴェーダにサリーの存在が記載されていることから明らかになっています。
とはいえ国民的な地位を確立したとされるのは19世紀後半ごろから、インドのナショナリズムが発達し標準化されたのだそうです。
数ある民族衣装の中でも最も美しく神秘的であるサリーは宗教上の理由から布を裁断して縫い合わせることを忌んだ僧侶たちが布を織りたたんで巻き付けて着る方法を考え出したと言う説もあります。
こうしてサリーの歴史を見ていくと、古来より宗教を重んじ、身に着けるものにも僧侶たちの考えが反映されていることが分かりますね。
またサリーは現在、昼間は明るい色を、夜間は濃い色が好まれていて、黒いサリーは西洋的考えが取り入れられるようになっている現在では喪に付す際に着用するようになっているようです。
またサリーは子供のころから着るものではなく「ファーストサリー」は初潮を迎えた娘に着させるようで母から娘へ着付けて習うという祝いの儀式にもなっているようです。
また白色のサリーは基本、未亡人の女性が着用するそうです、色々とその意味がある奥の深い民族衣装なんですね。
パンジャビドレスの名前の由来や歴史とは!?
パンジャビドレスもサリーと並ぶインドの女性の多くが着用している衣装です。
しかしサリーのように古くからある衣装ではなく、近年に女性の間で急速に広まったスタイルで、日本風に言うと「チュニックとパンツ」の組み合わせのことで、インドの女性はそれらに加えてストールを肩にかけるのが一般的な衣装のようです。
そんなパンジャビドレスはもともとシーク教の女性のための衣装だったようです、シーク教の信者が住む『パンジャブ州』がその名前の由来になっているんだそうです。
インドで見かけるタクシー「リキシャ」の由来とは!?
さて、インドへ行かれたことのある方、今後そんな計画を立てている方にとってインドでの移動手段は気になりますよね。
インドの移動手段の定番に『リキシャ』と言うものがあります。
オート三輪車や自転車の後ろに幌と荷台を付けた小型の乗り物で日本だ言うところのタクシーのようなものです。
実はこの「リキシャ」の語源、つまり由来は第二次世界大戦前、日本から輸入された「人力車」から来ているそうなんです。
リキシャーやリクシャーとも呼ばれ、東南アジアでは『トゥクトゥク』とも呼ばれています。
そしてそんなリキシャを運転する人を『リキシャ―マン』と呼びます。
ちなみにこのリキシャは観光客間丸出しで乗るとトラブルが起きる可能性もあります。
ぼったくりや目的地へ着かなかったりなどです。
ポイントさえ押さえておけば危険な乗り物ではありませんので、観光ガイドなどでしっかりと事前に目的地までの相場の金額、乗り方を調べておきましょう。
まとめ
今回は日本人なら誰もが大好きな料理・カレーが生まれた国・インドについて調べてみました。
大小合わせて7000もの島で構成されたインドは世界第4位の人口大国。
国旗に書かれている“オレンジ・白色・緑”の3色は現在では具体的な宗教名ではなくオレンジ(サフラン色)は「勇気と献身」を白色は「生命と平和と真実」をそして緑色は「公正と信仰」を指していること、真ん中に描かれている「法輪」をしめしていることが分かりました。
また民族衣装のサリーやパンジャビドレスなどの種類があり、とってもおしゃれな組み合わせができることなども分かりました。
さらにインドの日常生活に欠かせないリキシャというタクシーが日本の『人力車』から来た名前であることが分かりましたね。
空前のカレーブームによって観光などで訪れる方が多くなった近年、インドの文化に触れ、旅行の行き先の候補にしてみるのもいいかもしれませんね。