みなさんは、ボウリングがお好きですか?

スポーツでありながら、私たちには親しみ深く、ゲーム感覚で楽しめます。

そして、個人競技でありながら、子供も大人もみんな一緒に楽しめるのが、ボウリングではないでしょうか。

重たい球を投げ、長いレーン上を滑らせて、バランスよく、3角形に並べられた10本のピンを倒します。

また、お手軽な価格のボウリング場が多くあることで、道具を揃えることもなく、気軽に楽しめることから、学生などにも人気があります。

ボウリングって、そもそもどんな意味があるのでしょうか。

由来や数え方なども掘り下げてお話します。

ボウリングの名前の由来とは何!?

由来 ボウリング ターキー

ボウリングの名前の由来を紐解くには、英語表記にまずヒントがあるようです。

では、英語で書くと、どんなスペルが正解なのでしょうか。

その答えは、「bowling」です。

あれ?と思われたかもしれません。

ボウリングの「ボウル」は「ball」ではなく、キッチン用具のボウルやどんぶり茶碗を意味する、「bowl」が使われています。

「bowl」は、ラテン語では「bulla」と言われ、「泡」や「瘤(こぶ)」といった意味をもちます。

なぜ、泡や瘤がボウリングの由来となったのでしょうか。

それを知るには、古代のエジプトの習わしに、注目する必要があるようです。

その頃の儀式として、石で作られた9本のピンを、災いや悪魔、又は罪と仮定し、大理石のボールでピンを倒すことにより、災いから逃れられると信じられていました。

そして、この石でできたピンのことを、人々は「bulla」と呼んだそうです。

ボウリングのボウルは、投げる方のボールではなく、ピンを表すボウルに由来していました。

細かい話になりますが、そのためカタカナで書くときも「ボーリング」ではなく、「ボウリング」と書かれるのだといいます。

この由来を裏付けとして、エジプトの遺跡からは、当初のボールとピンが発掘されたのだとか。

発掘によれば、紀元前およそ5200年頃と推定されています。

そんな始まりをもつ、ボウリングが日本に伝わったのは、1861年6月22日、長崎県と伝えられています。

1861年と言えば、江戸時代の14代将軍徳川家茂の時代です。

歴史上の人物として、大変人気のある坂本竜馬が、寺田屋で襲われる5年前です。

その頃には、長崎県にボウリング場があったのには驚きです。

そして、あまり知られてはいませんが、今ではこの日を記念して、6月22日を「ボウリングの日」と認定されているようです。

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ボウリングのストライクマークの由来とは!?

ボウリングでストライクとは、一度の投球で10本すべてのピンを倒すことです。

スコアをつける際、ストライクを出すと、ストライクマークを書きます。

ご存じの方も多いと思いますが、マスの中全体に×を書いて、左右の三角を塗りつぶしたリボンのような形のマークです。

では、なぜこのようなマークになったのでしょうか。

私たちが普段使用する数字は、アラビア数字といいます。

数字には他にも種類があり、10はローマ数字で「×」と表すそうです。

これが、ストライクマークの由来と言われています。

両端を塗りつぶすことについては、かつてスコアを手書きでつけていたスコアラーが、退屈しのぎにたまたま塗りつぶしていたことが、現在までそのまま残ってしまったという一説があるようです。

独特な形のストライクマークの由来は、意外と軽はずみなエピソードから、始まったのかもしれません。

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ボウリング用語!ターキーの意味と由来とは!?

由来 ボウリング 用語

ボウリングには、ストライク以外にもスペアやガータなど、沢山の用語があります。

その中のひとつ、「ターキー」という用語はご存じでしょうか。

ターキーとは、3回連続でストライクを出すことを意味します。

2回連続の場合は、「ダブル」といいます。

なぜ、3回連続の場合はダブルに倣いトリプルでなく、「ターキー」なのでしょうか。

そこには、ターキーと呼ばれるようになった、由来となる事柄が関係しているようです。

昔のアメリカでのお話です。

かつて、使用されていたボウリング場の設備といえば、傾いた床であったりとレーンが安定しておらず、ストライクを取ることが難しかったといいます。

ましてや、3回連続など至難の業でした。

そんな環境で、3回連続のストライクを取れば、これは大ごとです。

そこで、3回連続ストライクを出した人には、お祝いとして、七面鳥料理を出しもてなしていたそうです。

ターキーとは、英語で「トルコ」を意味するのですが、現在の日本では「七面鳥」を意味します。

このなんとも豪華なおもてなしの懸賞が、「ターキー」と呼ばれる由来になっています。

ちなみに!ターキー以降にも数え方がある!

昔のボウリング場では難しかったストライクも、現在の整ったボウリング場では、初心者でも達成できる場合もあります。

連続も、稀なことではないようです。

2回は「ダブル」、3回は「ターキー」でした。

では、それ以降の連続ストライクにも、名前はあるのでしょうか。

ターキー以降の連続ストライクには、様々な呼び名があるといいます。

その中でも、一番オーソドックスな数え方をご紹介しましょう。

4回から順に、フォース(4回)、フィフス(5回)、シックスス(6回)、セブンス(7回)、エイトス(8回)、ナインス(9回)、テンス(10回)、イレブンス(11回)です。

ダブルスと同様の、シンプルな数え方のようです。

そして、12回の連続ストライクの場合には、「パーフェクト」と呼ぶのだそうです。

ここまでストライクを連続でとれば、それこそ以前の「ターキー」の由来ように、お祝いしたい気分になりそうです。

まとめ

ボウリングの由来や歴史について、ご理解いただけたでしょうか。

ここでご紹介した、ストライクやターキー以外にも、ボウリングには、様々な用語があります。

知識を取り入れれば、同じゲームをするとしても、楽しみ方が増えるような気がします。

ご家族や友人同士、また恋人同士などと、ボウリングはあらゆる人との交流の場にもなっています。

お出かけの際には、この知識を思い出して、みんなに披露してみてはいかがですか。

そして、ストライクやターキーを、是非狙って楽しんでみて下さい。

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