カラーは見た目も可愛らしく、清楚な雰囲気はもちろん華やかさも兼ね備えており、世界でも愛されている花の一つとして知られております。

ウエディングブーケや花束として贈られることも多く、育てやすさもあるのでガーデニング初心者の方でも手軽に育てられる花として親しまれております。

そんな魅力溢れるカラーの花の名前の由来から、花言葉についてくわしくご紹介していきたいと思います。

カラーってどんな花!?特徴は?

由来 カラー 名前

カラーの花弁は円錐形となっており、その花の形に魅力があるのでよく花束として用いられることが多いです。

ですが実は花弁と思われている円錐形は花弁ではなく、ガクが変化した仏炎苞(フツエンホウ)という部分です。

本来の花弁は、この仏炎苞と呼ばれる中にある黄色い棒のような部分と言われております。

このカラーの花には8種類の原種があると言われており、そこより開発された品種は100種類にも及ぶと言われております。

育てやすい花としても知られているので、初心者でも育てることができやすい種類です。

また鉢植えはもちろん地植えともに楽しむことができ、色とりどりのカラーの花を楽しむことができます。

カラーの花が開花する時期は?

カラーの花が出回る時期は、3月頃から市場で見ることができます。

見ごろとなる開花時期は6月頃と言われており、初夏を彩る花として知られております。

最近では初夏の花として出回っているので、ウエディングブーケとしてはもちろん、その可愛らしい見た目から花束としても需要が高くなっております。

きちんとした手入れをしてあげると、花もちも一週間ほど長く保つことができると言われているので、こういった理由からもカラーの花が選ばれる理由となっております。

カラーの花の原産地はどこ?

カラーの原産地は南アフリカと言われており、サトイモ科の多年草として知られております。

栽培では2タイプに分けられており、「湿地性」と「畑地性」があります。

一つ目の「湿地性」は水のある湿地から山野に自生しており、湿り気のある土壌を好みます。

そのため、乾燥を嫌う習性があります。

耐寒性もあるので寒い冬でも葉が枯れることなく常緑となっております。

性質も強く丈夫であることから、育てやすい品種として知られ、種の代表的なものは「オランダカイウ」があります。

もう一つの「畑地性」は雨の少なく冷涼な地域に自生します。

ですが耐寒性はなく、適湿な土壌環境が必要です。

湿り気が多すぎる環境では球根が腐ってしまい、育たなくなってしまいます。

種の代表的なものは「モモイロカイウ」や「キバナカイウ」がありますが、いずれにしても花色は豊富でバラエティーに富んでおります。

スポンサードリンク

カラーの花の名前の由来とは!?

特徴的な花として知られているカラーですが、そっと咲いている様子から女性らしい花とも言われております。

また切り花は湿地性の花が中心となっておりますが、日本では湿度に影響はしない畑地性の方が好まれると言われております。

そんなブーケにも使われているカラーの花の名前の由来についてお話していきたいと思います。

カラーはギリシャ語で美しいという意味がある「calla」から付けられたと言われております。

確かにカラーは落ち着いた雰囲気があるので、ギリシャの海のような美しい海のイメージにピッタリではないでしょうか。

また、襟はカラーとも呼びます。

そのため、修道の女性の襟やワイシャツの襟にも似ていることからこの名前が付けられたとも言われております。

カラーの花の別名とは!?

白い花としても知られている水芭蕉ですが、その水芭蕉にも似ていると言われるカラーの和名としては「(阿蘭陀海芋)オランダカイウ」とも言われ、別名は「海芋(カイウ)」と呼ばれております。

英名では「Calla lily、Arum lily(カァラァ、エアラァム)」と言いサトイモ科サンテデスキアに属しております。

カラーの花言葉の意味と由来について

カラーの花言葉には「華麗なる美」や「乙女のしとやかさ」などがあり、花名の語源となったのが「カロス」、つまりギリシャ語で「美しい」に由来すると言われております。

「清浄」の意味も持っており、この花言葉は純白のウエディングドレスの裾にちなみ、その白くスッキリ見える裾からも付けられたと言われております。

また、カラーはゼウスの妻である「女神ヘラ」が、子のヘラクレスに母乳を与えていたときに零れ落ちた母乳から、誕生したのではないかという神話も残されております。

では、そんな美しさをもつカラーの花言葉を色別にご紹介していきたいと思います。

カラーの色別の花言葉をご紹介!

カラーの代表的な色は「白」がメインですが、他にも黄色やピンクといった色もあります。

カラーの全般的な花言葉は「乙女のしとやかさ」、「清浄」ですが、ピンクのカラーは「情熱」、黄色のカラーであれば「壮大な美」、そして紫のカラーであれば「夢見る美しさ」があります。

まず「乙女のしとやかさ」には「女神ヘラ」が関係しており、最高位の女神と言われております。

このカラーの清楚には、美しい「女神ヘラ」が象徴されており、結婚を意味すると言われております。

「清浄」には純白のウエディングドレスの裾を連想され、「美」を象徴しウエディングブーケにも使われております。

次に「情熱」の意味があるピンクですが、ほとんどが赤色なのでピンク色は珍しいと言われております。

赤色よりも柔らかい印象があるので、思い切って思いを伝える際にはこのカラーの花を贈ってみるのも良いのではないでしょうか。

そして黄色の「壮大な美」には、小さなことでくよくよといつまでも悩まない年上の女性像をイメージし、紫の「夢見る美しさ」には黄色のカラーとは逆で、年下の女性像を意味しております。

それは、夢に向かっている女性に贈ると良いと言われております。

スポンサードリンク

カラーの誕生花について

由来 カラー 誕生花

初夏を彩る代表的な美しい花として知られるカラーは、別名「カラーリリー」とも呼ばれ、ウエディングで用いられる白の他にもピンクや黄色、紫とその色は豊富であり、花言葉も様々あります。

カラーの誕生花となる誕生日は「6月27日」と「10月31日」です。

黄色のみが「7月28日」となっております。

そもそも誕生花とは、生まれた月日を表した花の事であり、由来については国や地域によってさまざまな語源があります。

中でもギリシャやローマでは最も神秘的で美しいと伝承されております。

ギリシャやローマの人々は、すべての自然界には神様がいると信じられており、その思いから時間や月日にも神様がいると考えられていました。

それに加えて自然界の花や木々には大きな力を秘めていると伝えられており、神様からのメッセージとしてその身に宿すことができると言われておりました。

そういった思考から、誕生花もきっかけのひとつとして自分を守ってくれる神様を信じ、今でも誕生花を贈るという風習があるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

カラーの花には上品さはもとより、その独特な雰囲気は見る人をも素敵な気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。

またその姿からウエディングブーケに使われたり、女性に贈りものしたりとまさにぴったりな花ですよね。

想いをよせている女性に、花言葉を参考にして思い切ってカラーの花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

スポンサードリンク