苦い飲み物と言えばどんなものを想像するでしょうか。

ブラックコーヒーやカカオ系のチョコ、そして大人の人でもビールが苦いと感じる方もいるでしょう。

そんな中、抹茶も苦いと感じる方も少なくない筈です。

いずれの飲み物でもその苦さには違いはあるものの、その苦さがあることで美味しく飲めるということもあります。

では、普段から抹茶を飲む方はもちろん、今まで飲んだことない方でも抹茶の魅力についてお話していきたいと思います。

抹茶の名前や由来などを知ると、これから飲んでみたくなるかもしれませんよ。

抹茶の名前の由来とは!?

由来 抹茶 言葉

そもそも抹茶といっても、ソフトクリームからお菓子にと様々な形で販売されておりますが、現在出回っている抹茶と名の付くお菓子には本来の味とは遠く、甘くほんのり渋みが感じるといったものが多いですよね。

こういったイメージで本物の抹茶をいただくと、そのイメージとは程遠く、ごくごく飲めるといったものでは到底ありません。

一般的には抹茶をいただく際には、干菓子と呼ばれる甘いお菓子をいただき、その後に抹茶をいただくことで口の中をさっぱりさせてくれるという、この相性がホッとさせてくれるものです。

もちろん抹茶好きな方であれば、お茶のみをいただくこともあるかと思います。

では、そんな抹茶の名前の由来についてご紹介していきましょう。

抹茶の由来の元とは、もちろん緑茶が元となっております。

「お茶」という飲み物が生み出されたには多くの説がありますが、その中でより広く伝わっている説として「神農」によるものと言われております。

この「神農」とは、古代中国の神話では皇帝と呼ばれ、「お茶」を発見した人物とも言われております。

さらに「お茶」を追求していき、あらゆる植物からハーブにまで身体にどういった影響があるのかなど調べたという説があります。

今のような抹茶の粉末の元は、960年頃から中国の王朝宋により蒸気で温め乾燥させ、さらに重石を載せて粉末状にしたと言われております。

こういった方法では腐敗を防ぐことができるため、持ち運びが便利となり、9世紀の頃に日本へ輸入されたと言われております。

この粉末状に擦ったことから、「抹」の意味として使われ「抹茶」と呼ばれるようになったと言われております。

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2月6日抹茶の日の由来とは?

抹茶というと、畳のある静かな部屋でお茶をいただくイメージが強いかと思いますが、今ではコンビニでもスイーツとして売られ、手軽に食べることができますよね。

そんな身近に感じることができるようになった抹茶ですが、実は記念日というのがあるのをご存知でしょうか。

抹茶の記念日は2月6日とされていますが、ではなぜ2月6日なのか、その謎を解いてみたいと思います。

抹茶の日を制定したのは、愛知県の「西尾市茶葉振興協議会」により制定されました。

抹茶と言えば京都をイメージする方も多いかと思いますが、実はこの西尾市も抹茶の名産地として知られ、特許庁にも認定されるほどブランドとして有名です。

この抹茶の日が由来となったのには、お茶に使われる「道具」が元となっております。

茶道と聞くと、抹茶を点てる際にはその抹茶のみに目が行きがちですが、実は抹茶を点てるには様々な道具があり、その中でお湯を沸かすための「風炉(ふろ)」と呼ばれるものがあります。

これはお湯を沸かすための重要となる道具であり、火鉢の一種なので中には灰と炭を入れております。

その上に茶釜をのせお湯を沸かしていきます。

そんな重要な道具である「風炉」にちなみ「2・6」をふろと読み、その語呂合わせから2月6日が抹茶の日になったと言われております。

基本「風炉」は5月から10月までに使用され、2月の寒い時期は茶室の畳に囲炉裏に似た「炉」と呼ばれるものが置かれ、そこに炭を置き「風炉」と同じようにお湯を沸かして抹茶を点てています。

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抹茶に由来する言葉「お茶を濁す」の言葉の意味とは!?

由来 抹茶 お茶を濁す

普段の生活の中で、何となくわかったつもりで使っている言葉はありませんか。

日本人は議論が苦手なうえで、トラブルが分散されるよう言葉には様々な知恵がもたらされています。

そんな中で「お茶を濁す」という言葉もそのうちの一つです。

では、「お茶を濁す」とは、どういった意味があるのでしょうか。

そもそも「お茶を濁す」の由来となったのは、きちんとした作法がある茶道のお点前にも関わらず、よくわからずに適当にお茶をかき回して濁らせたことが語源となっていると言われております。

つまりは、「適当な言葉でごまかして、その場しのぎをする」ということです。

「濁す」という曖昧な表現をすることで、言われたことを受け流し議論を避けることになります。

避けることにより、言い合いのもととなったりトラブルを回避したりと、長い年月をかけて日本人の知恵と習慣により、「濁す」という表現が生まれたと言われております。

お茶を濁すの正しい使い方とは!?

お茶を濁すというのは、つまりは曖昧にするということです。

正しい使い方としては、聞かれたことに対してはっきりと答えたくないものに「濁す」、「曖昧にする」という使い方になります。

例えば、上司から飲み会の誘いがあった場合には、「私用がありまして・・・と、お茶を濁して断った」や、旦那さんの年収を聞いてきたママ友に対しては、「一般的ですよ。とお茶を濁した」など日常の会話でも正直に答えたくはないけれど、波風を絶たせずに会話を終わらせたい時に使うのが望ましいとされています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

抹茶は日本の伝統的な文化としてある「茶道」として出されますが、お作法もあったりと少し堅苦しい感じがして苦手とされている方もいるのではないでしょうか。

ですが抹茶の鮮やかな色合いには、気忙しい私たちの心を静寂にしてくれる作用があり、時には緊張感をもってお点前を頂戴するのもよい刺激になったりもします。

他にも、抹茶の由来からそれにまつわる言葉を追求するのも奥が深く興味深いですし、抹茶を点てる以外にもお菓子にも使ったりと重宝もします。

さらに最近では、お家でも必要最低限の道具があれば簡単に点てることができます。

忙しい毎日に、ちょっと一息入れる意味でも抹茶を点ててご自分はもちろん、お友達やご家族にも振舞ってみてはいかがでしょうか。

少し苦い味でも甘いお菓子とともにお子様にも喜ばれるかもしれません。

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