12月になれば、1日1日と楽しみになってくるのがクリスマスですよね。

そのクリスマスの主役と言えば、やはりクリスマスケーキです。

定番の真っ白い生クリームに、真っ赤ないちごがのっていると嬉しい気持ちになるのは、お子様だけではなく大人の方でも楽しみな方が多いのではないでしょうか。

そんな特別なクリスマスが終わると、食卓のテーブルにデザートとしていちごが並ぶご家庭も多いはずです。

いちごは真っ赤な色合いが特徴的で力強さを感じますが、その反面、コロッとしている見た目も可愛らしさを感じさせてくれます。

また、そのままさっと食べられる手頃な果物でもありますし、栄養も満点さを兼ね備えた果物でもあります。

では、そんなデザートとしてはもちろんお菓子作りでも欠かすことができないいちごの由来や、数あるいちごのなかでも「あまおう」と「とちおとめ」の由来についてもお話していきたいと思います。

いちごの名前の由来とは!?

由来 いちご 名前

今でこそ、美味しい果物としてご家庭でも多く食べられているいちごですが、その名前の由来についてはいくつか俗説がありますが、その中からいくつかお話していきたいと思います。

まず一つ目はいちごの収穫される時期からによるものと言われております。

それは1月と5月に収穫されていることから、語呂合わせの響きというものです。

ですがこれは歴史を繰り返す中で誰かが途中から言い始めたものではないかと言われております。

というのも、旧暦や新暦に加え、栽培地域が広く分部していることからも明白というものです。

二つ目としては、こちらの説が強いのではないかと言われておりますが、それは「伊致寐姑(いちびこ)」という漢字からきているというもので、日本書紀にも綴られていると言われております。

また「新撰時鏡」では「一比古(いちびこ)」と、そして「和名抄」によれば「伊知古(いちご)」と書かれております。

このように、いちごの歴史を辿ると「いちびこ」が「いちご」と転じ、今でも「いちご」と呼ばれるようになったのではないかと言われております。

スポンサードリンク

1月15日(いちごの日)の由来とは!?

春になると旬の食べ物として名をあげるのがいちごですよね。

誰もが好きないちごですが、そのいちごにも記念日というものがあります。

あまり知られていないいちごの記念日ですが、1月15日が「いちごの日と」言われるようになった由来についてお話していきたいと思います。

1月15日がいちごの日と言われるようになったのには、全国いちご消費拡大協議会により制定されたとされ、語呂合わせの「1(いい)1(いち)5(ご)」が由来となったと言われております。

他にも実は1月5日も「いちごの日」と言われておりますが、これは高校受験を控えた子を応援する日ともいわれ、「15」歳という年齢からも制定されたと言われております。

スポンサードリンク

いちごの品種名の由来をご紹介!

由来 いちご 品種

旬である春頃には、スーパーに入った瞬間にその香りに誘われていちごを手に取ってしまう方も多いのではないでしょうか。

スーパーではおよそ5~6種類くらいの品種のいちごが並んでいますが、購入する際にはどういったことを重視して選んでいるのでしょうか。

見た目は甘そうに見えて買ったものの実は酸味が強めだったり、逆に甘みが少なそうにみえるものが濃厚な甘みをもっていたりと、見た目では判断がつかないのが現状ですよね。

いちごの品種は今では47種類と言われておりますが、その中でも特に多く食べられていると言われているのが、西の「あまおう」と東の「とちおとめ」です。

ほかにも「とよのか」や「女峰」という品種もありますが、今回はこの「あまおう」と「とちおとめ」の名前の由来についてご紹介していきたいと思います。

福岡のいちご「あまおう」の名前の由来とは?

「あまおう」の主な産地は福岡ですが、品種登録されたのは2005年となっております。

特徴としては見た目が丸いのと、他のいちごに比べると大きいサイズとなっております。

味の特徴は、果肉はしっかりとした固めですが、果汁が多いのでジューシーに感じます。

甘味に加え酸味もありますが、「甘い」と感じるよりも「濃い」という味わいとなっております。

そんな「あまおう」の名前の由来は、ある言葉からの頭文字を合わせたものと言われております。

それは、「あまおう」の「あ」は「あかい」、「ま」は「まるい」、「お」は「おおきい」、そして最後の「う」は「うまい」となっているわけです。

今では馴染みのある「あまおう」の名前ですが、なかなか決まることがなく、当初の名前として上がっていたのが「福岡S6号」という馴染みづらい名前でした。

このままでは売れるものも売れなくなると思った開発者は、販売用の名前を2002年に募集をし、そこから「あまおう」という名前が選ばれたと言われております。

栃木のいちご「とちおとめ」の名前の由来とは?

「とちおとめ」の主な産地は、栃木、・愛知・茨城となっており、品種登録されたのは1996年となっております。

特徴としては大粒でありながらも果汁が豊富にあり、果実もしっかりしていることから、好まれる品種です。

味の特徴は糖度が他よりも高めで、食べやすいほどの酸味があります。

また日持ちがしやすいのも選ばれている理由です。

見た目や味のバランスなども良いことから人気があり、東日本ではシェア1位とされております。

そんな「とちおとめ」の名前の由来は、有名な生産地である栃木県から生まれたことにより名づけられたと言われております。

「とちおとめ」は当時人気だった「久留米49号」と「栃の峰」を交配して作られたもので、後継品種を作るために育成されたとも言われております。

今では一番生産量が多いとされる「とちおとめ」ですが、そんな「とちおとめ」の親である「久留米49号」はいちご会でいう東西の横綱を掛け合わせた品種とも言われ、そんな偉大ともいえる親をもつ「とちおとめ」はしっかりとその良さを引き継いでおり、その結果が東日本で1位を獲っているといえるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

誰もが好きないちごについてご紹介しました。

いちごにちなんだイベントは、各地でも多く開催されており、また数多くのスイーツにも多く使用されております。

いちごを使ったスイーツにはミルフィーユやシフォンケーキといったいちごをふんだんに使われたスイーツもありますが、もちろんそのままとったいちごを食べることができるいちご狩りも多くあります。

かわいらいしい見た目はもちろん、食べても幸せになれるいちごを求めて、各地に足を運び食べ比べなどをして楽しんでみてはいかがでしょうか。

スポンサードリンク