願掛けに使用されるだるま。

赤くて丸くて目が大きくてなんだかいかつくて…。

なかなかインパクトのある置物ですよね。

今回は、だるまの由来や意味について注目していきます。

なぜだるまは赤いの?

だるまに目を入れる理由は?

などなど、だるまに関する雑学を今回はどどっと紹介していきますのでぜひチェックして下さい!

だるまの由来や意味とは!? 

由来 だるま 意味

昔、中国に禅宗を開いた達磨大使というお坊さんが居ました。

この達磨大使というお坊さん、9年間座禅を組んだことにより、手足が腐ってしまったんだとか。

なんとだるまはこのエピソードが由来となります。

手足が腐ってしまうなんて…。

なかなか衝撃的。

だるまに手足がないのには、このような由来があったのです。

また、日本には小法師(おきあがりこぼし)という人形があります。

この人形とが組み合わさり、現在のだるまの形になったと言われています。

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だるまの色が赤いのはなぜ!?      

だるまといえば、赤色のイメージが強くあります。

他の色のだるまもありますが、圧倒的に赤色のだるまが多いです。

なぜだるまに赤色が多いのか。

実は赤色というのは、古来より魔除けの色とされてきました。

また、日本ではおめでたいときに赤色が使われる機会が多くありました。

紅白饅頭、紅白餅、水引も紅白のものはおめでたいときに使用するものです。

神社の鳥居も赤色ですよね。

赤は神聖な色という意味もあります。

魔除けであり、縁起の良い色でもあるということから、だるまの色が赤色が多いということが分かっていただけたのではないでしょうか。

赤以外のだるまの色の意味とは!?  

だるまは赤色のイメージが強くありますが、赤色以外のだるまもあります。

赤色のだるまには魔除けや縁起が良い色だからという意味がありましたが、赤色以外のだるまの色にもそれぞれ意味がきちんとあります。

では、どのような意味があるのかそれぞれみていきましょう。

  • 黒色のだるま 黒字になるということから商売繁盛を祈願する
  • 金色のだるま 金運を招く
  • 黄色のだるま 金色と同じく金運を招く
  • 白色のだるま 紅白で赤色のだるまと同じく縁起が良いから
  • 緑色のだるま 健康、長寿を祈願する
  • 紫色のだるま 長寿を祈願する
  • 青色のだるま 成績アップ
  • オレンジ色のだるま 子宝に恵まれていると言われる
  • ピンク色のだるま 恋愛成就の意味

このようにそれぞれの色により意味が異なることが分かります。

だるまを購入する場合、オーソドックスな赤色のだるまを購入してもいいですが、自分の祈願に合うだるまを購入するのもいいのではないでしょうか。

だるまの目入れを行う意味や由来とは!?   

一般的に、販売されているだるまには目を入れません。

目を入れるのは購入者で、祈願を行うときに目を入れるケースが多いです。

だるまに目を入れると聞いて、政治家が当選したときにだるまに目を入れるというシーンを見たことがあるという方は少なくないのでは!?

では、なぜだるまの目入れは行われるようになったのでしょうか。

だるまの目入れが行われるようになった意味・由来についてですが、だるまの目入れが行われるようになった江戸時代に焦点を合わせ説明していきます。

当時、疱瘡という病気が流行っていました。

疱瘡はとても感染力の高い病気で、なかなか治らない、亡くなる確率の高い病気であるとして恐れられていたのです。

江戸時代の人たちの中で疱瘡は疱瘡神によるものであると信じられており、そして疱瘡神は赤色を嫌うという言い伝えがありました。

そこで江戸時代の人たちは疱瘡神をやつけるため、赤いものを用意したのです。

それがだるまでした。

疱瘡は視力を失う病気であったことから、きれいに目が描かれていただるまが良く売れ、きれいに目が書かれていないものは売れ残ったそうです。

だるまを売っている人たちにとって、きれいに目が書かれていないだるまが売れ残ることは困った事態でした。

そこで、目を描かずに販売し、購入者に目を描いてもらおうと提案したのです。

それがヒットし、今も目のないだるまが販売されているということになります。

目の入れ方や入れるタイミングは?  

だるまの目入れが行われるようになった意味・由来を知ることができました。

ではここでは、目の入れ方、入れるタイミングについて紹介していきます!

まずだるまに目を入れるタイミングですが、特にいつとは決まっていません。

だるまを買ってすぐに目を入れていいし、1年後でもかまいません。

しかし一つだけ決まっていることが。

それは、だるまに目を入れるのは「願い事をするとき」ということです。

だるまは願掛けに使用されるものであるので、願掛けしたいことが決まったらだるまに目を入れていきます。

だるまの目を入れる場合、まず左目に目を入れていきます。

だるまの目は墨で描くのがいいですが、無い場合は筆ペン、黒マジックでもかまいません。

しかし、せっかくだるまに目を入れるのだから墨を用意しておきましょう。

だるまの左目に目を入れました。

もう片方である右目を入れるのは、願掛けが叶ったときです。

そのため、だるまの目を入れる時期は決まっていなく、人によって違うのです。

なぜだるまの目を左から入れていくのか。

物事は東から西へと動いていきます。

だるまを南へと向けた場合、ちょうど左側が左になることから、左から目を入れていくという説があります。

そしてもう一つ。

太陽が東から西へ動くから。

このような理由から、だるまは左から右へと目を入れていくというわけです。

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色々な地域のだるまの種類をご紹介!

由来 だるま 地域

だるまには地域によってさまざまな種類のものが存在します。

紹介していきましょう!

松川だるま

胴体の前半分が青、後ろが赤のだるま。

眉毛に毛を使っているのが特徴です。

高崎だるま

全国的に見られるだるまの80%は高崎だるまです。

白河だるま

あごひげが長いのが特徴のだるま。

厄除けと家内安全の赤だるまと開運のご利益がある白だるまが生産されています。

鈴川だるま

優しく穏やかな表情をしただるま。

姫だるま

女性の形をしただるま。

 

特徴的なだるまを数点ですが、紹介していきました。

だるまといってもさまざまなだるまがありますので、ぜひ気に入っただるまを購入するようにして下さいね。

だるまによっては通販で取り扱っているものもありますので。

まとめ

だるまについての雑学を紹介していきました。

  • 中国に禅宗を開いた達磨大使9年間座禅を組んだことで手足が腐ってなくなったことがだるまの由来
  • だるまの色が赤いのは魔除け、また目出たい色だから
  • 色によってそれぞれ意味がある
  • だるまの目は祈願するタイミングで入れる
  • 疱瘡から人々を守るために赤いだるまの目入れが行われるようになった
  • 東から西へ世の中が動くからという理由でだるまは東(左)から入れていく
  • だるまには地域性がある

いかがでしたか!?

だるまについて詳しく知ることができましたね。

みなさんもだるまを買って祈願してみてはいかがでしょう。

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