誰もが夢に見る結婚式、特に女性にとっては人生において、一番のビックイベントと考える人も多いのではないでしょうか。
結婚式は、女性がメインとなりがちです。
そんな中、近頃では男性にも注目が集まる、「ブロッコリートス」といった演出があるようです。
ブロッコリートスとは、どんな演出なのでしょうか。
また、一体どのような経緯で、この演出が行われるようになったのでしょうか。
なにやらワクワクする、このブロッコリートスについてお話したいと思います。
目次
ブロッコリートスってどんな演出なの?
結婚式では、新婦が投げる「ブーケトス」といえば、微笑ましい演出として、今も昔も定番になっています。
新婦が投げるブーケを、未婚の女性が受けるのですが、やはり女性は少々控えめで、ぐいぐいと奪い取るような光景は、あまり見ない気がします。
「ブロッコリートス」とは、その男性バージョン、それも投げるのはその名の通り、「ブロッコリー」だといいます。
どことなくブーケと同じような形をした、野菜のあのブロッコリーです。
緑がぎっしり詰まったブロッコリー、お弁当に入れば彩りも鮮やかですよね。
そんなブロッコリーを、ブーケトスの要領で後ろを向いて空高く後ろに投げ、ゲットするのは未婚の男性のようです。
男性の場合、控えめな女性よりも奪い合いは争奪戦となることが多く、盛り上がるイベントだといいます。
見た目だけでも、ブーケのような形をしたブロッコリーではありますが、花を添えてさらにブーケ感をだし、可愛いブロッコリーブーケを用意する傾向も高くなっています。
ブロッコリーブーケは、お手製のものが多く、100円ショップなどで購入したお手頃な包装紙に包むだけでも、華やかなブーケが出来上がります。
包装紙の色は緑が映える色を選ぶのがおすすめです。
結婚式でブロッコリートスを行うようになった由来とは?
ブロッコリートスの由来とは、実のところこれといった説はないようです。
ただ言えることは、近年10年ほどの歴史があり、アジア圏でブームになっているといいます。
ブーケトスに比べれば、まだまだ定着した演出ではありませんが、面白みのある演出だと、人気が高く評判です。
ちなみに、ブーケトスの歴史は14世紀にさかのぼるそうで、イギリスが発祥とされています。
気になる由来は、結婚式で花嫁の幸せをあやかろうとした招待客が、新婦のドレスを引っ張り、ブーケや小物を奪ったことから始まったのだとか。
ブロッコリートスの由来についても、大きくみれば、このブーケトスの由来が大元ともいえるでしょう。
では、なぜ「ブロッコリー」なのでしょうか。
意味に迫ってみましょう。
ブロッコリートスの意味合いとは?
ブーケトスには、「幸せのお裾分け」といった意味合いがあり、花嫁が投げたブーケをゲットすれば幸せになれる、そして次の花嫁になれる、という意味をもつのは有名な話です。
ブロッコリートスもまた、同じような意味を持つようです。
そして、ブロッコリーであることにも、理由があるといいます。
まずは、ブロッコリーの形を思い出してみて下さい。
いかにも体に良さそうな緑の色をしていて、沢山の房がぎっしりとくっ付いています。
その様から、子孫繁栄や健康など、幸せの象徴の意味を連想させてくれます。
さらに、ブロッコリーを投げる意味としては、ブロッコリーの房のように「幸せが沢山詰まった未来」を、連想させてくれるようです。
一見ネタのような、このブロッコリートスにも、こんなに列記とした意味がありました。
こんな素敵な願いの詰まったブロッコリーをゲットできれば、幸せもゲットできるはず!と納得させられます。
ブロッコリートスのタイミングは?
近頃の結婚式で流行りのブロッコリートス、この演出のタイミングはいつなのでしょうか。
それは、いつの時代も定番となっている、ブーケトスの前に行うのがよい流れのようです。
少し言い方はよくありませんが、ブーケトスの前座のような感じです。
ということで、ブロッコリートスからブーケトス、とセットで演出することが多く、ブーケトスだけ行うよりも盛り上がるのだといいます。
ブロッコリートスを男性が先に行うことで、本来メインのブーケトスがスムーズに進みます。
男性の勢いに負けてはなるかと、女性も恥じらいを捨てて思いっきり楽しめるのではないでしょうか。
また、別のタイミングとして多くみられる傾向には、結婚式ではなく二次会でのイベントとして、ブロッコリートスを行うのだそうです。
新婦が投げるの?
ブーケトスは新婦が投げますが、ブロッコリートスは新郎が投げる見せ場です。
結婚式といえば、新郎新婦がメインですが、ブーケトスやブロッコリートスに関しては、唯一新郎新婦とゲストが一緒に楽しめる、参加型イベントと言えるのではないでしょうか。
受け取る側もブーケトス同様、未婚の男性のパターンが多いといいます。
未婚男性に向かって投げることで、子孫繁栄を意味するという説もあります。
中には、老若男女問わず誰でも参加することができる場合もあり、ブロッコリーの争奪戦は、とても盛り上がるイベントとなるようです。
また、最近少なくなってきている神前式などの場合には、ブーケトスができない場合があります。
そんなときには、二次会でブロッコリートスが行われることも多く、新郎でなく新婦がなげることもあるといいます。
まとめ
ブロッコリートスについて、ここまでお話しましたが、いかがでしたでしょうか。
ここ最近で流行り傾向にある、ブロッコリートスには列記とした意味があり、さらには、ゲストを楽しませる効果もあることがわかりました。
ただ、稀に大人の意見として、食べ物を投げるといったことに、抵抗を感じる世代の人がいるのも事実です。
人生に一度の晴れ舞台、来てくれたみんなには、いい気持ちで帰って頂きたいものです。
このような意見があることも、頭に入れておきましょう。
今回はブロッコリートスに注目してみましたが、ブロッコリーによく似た野菜の、カリフラワーを投げる場合も増えつつあります。
また、ブロッコリーやカリフラワーを投げる際に、マヨネーズまでリボンをつけて、一緒に投げることもあるようです。
どれもこれも、ゲストを楽しませる効果があり、盛り上がる様子が目に浮かびます。
ぜひ参考にしていただければと思います。